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ある性転者の告白 第21章-4

 しかし、その後も田中の態度は冷淡になり、ついには、
「ほら、今日もおしゃぶりしたいんだろう?このおしゃぶり女・・・。本当にお前は淫乱だなぁ・・・。」
 などという、それまでは考えられないほどの冷たい言葉を吐くようになったのです。 私には田中の心が離れていくのをそのままにしておくことなどできません。どんなに冷たくなっても田中だけが唯一の希望の灯だったからです。
 
 私はとうとう心を決めたのでした。
「いいわ。わかった・・・。奈緒美、聡さんに、だ、抱かれる・・・わ。」
 その私の言葉を聞いて、田中の目には明らかな喜びの色が見て取れました。
(こんなに喜んでくれてる・・・。よかった、決心して・・・これで、もう大丈夫)
 私はそう思うと、もっと早く許すべきだったという後悔の念が芽生えてきました。それと同時に、これで田中の心を引き留めることができるはずだと確信し、安堵したのです。
 田中は、私をベッドに横たえ、優しい口づけをしてくれました。それは、久しぶりに見せる田中の優しさでした。そして、私の衣服を脱がせると、全身を時間をかけてゆっくりと愛撫し、私のその部分が十分に潤んできたのを確かめると、いきり立った誇張を挿入してきたのです。
「だ、だめ・・このままじゃ・・・お願い・・・アレして・・・ね。お願い・・・。」
 私は恍惚とした思いの中でも、妊娠への恐怖心だけは消えてはいませんでした。
 田中は少しがっかりしたようでしたが、すぐにポケットからコンドームを取り出して、私に渡したのです。
「あのさ、前にあいつらにしたみたいに、口ではめてくれよ。なあ、いいだろう?」
 私はその言葉を聞いて、少し悲しい気持ちになりましたが、今まで焦らし続けてきたことに申し訳なさもあり、言われるままコンドームを受け取ると、跪きながら田中の誇張に唇と舌を使って装着しました。
 田中はそんな私の娼婦のような技巧を見下ろしながら、満足そうに笑顔を見せました。
 コンドームの装着が終わるのを確かめると、田中はもう一度私を横にし、両脚を開くと一気に挿入してきました。
「ああん・・・んん・・」
 その瞬間、私の口元からは自然にあえぎ声が出ました。
 田中はその声に応えるように、静かに腰を動かし始めました。
「ああんん・・・んん・・・ん・・」
 私の身体には田中の腰の動きに呼応するような電流が流れ始めたのです。
 それはあの忌まわしい、電磁波の強制的な性感の高まりとは違う、心から発せられる感動の喜びのようでした。
(ああ、いま、とうとう、聡さんと結ばれたんだわ。ああ・・・うれしい・・・。)
 私は、いつしか、頬に熱い涙が伝ってくるのを感じました。
 田中はその私の表情を上から眺めながら、さらに腰の動きを早め、
「愛してる・・・奈緒美、愛してるよ・・・。」
 と言いながら背中に回した腕に、より一層の力を込め、私を抱き寄せました。
 その瞬間、私の全身には痺れるような快感が貫いていきました。
「ああ・・・聡さん、な、奈緒美も・・・愛してる・・・ああんん・・・こ、これが・・ホントのセックス・・・なのね・・・ああんんん・・・素敵・・・素敵よ・・・聡さん・・・」
 田中の腰の動きは深度を増し、それに同調するように私の身体には波のような快感が寄せては引き、引いては寄せるを繰り返しながら、ついに頂点に引き寄せられていったのです。
「ああん・・聡さん・・・奈緒美、いい・・・イッチャウ・・・・イッチャウ・・・。」
「ああ、お、俺もだ・・・奈緒美、俺も、い、いく、いくぞ・・・。」
 私たちはお互いを力の限り抱き寄せると、そのまま一気に頂点に達しました。
 私のその部分は、ブルブルっという痙攣と共に、田中の精の放出をはっきりと感じ取ったのです。同時に瞑った瞳の奥にはいくつもの星が瞬き、全身からそれまでに味わったことのない感覚がわき上がってきたのでした。
 私にとっては、初めての女としての真の絶頂感を経験した瞬間でした。
 
 その日から、私たちはどちらからともなく、お互いを求め合うようになり、毎晩のように結ばれることになったのです。いえ、ひとたび抑制の堰を切った私の方がむしろ、積極的に求めるようになっていたのかもしれません。もちろん避妊具を用いたセックスによる安心感もありましたが、何より、その行為自体が田中を喜ばせ、心を引き留めることに繋がるという思いもありました。
 しかしそんな私の思いは、やがてもろくも崩れ去ることになります。あの羞恥のコンテストの時に、私が田中に対して一瞬だけ抱いた、不信感が現実のものになる日がやってくるのです。
 連日のように続く屈辱的な試練の中で、失意に涙する私をそっと労ってくれたことも、いつかは助け出すという言葉も、そして何より、私を愛しているという言葉も、全てが彼らによって企てられたシナリオの一部だったのです。私を最後の絶望のどん底へ突き落とすために。
 
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プロフィール

サテンドール

Author:サテンドール
=============================================
女性化小説なら国内・海外を問わず大好きです。

特に屈辱系・羞恥系・強制系・寝取られ系・立場逆転系・年齢退行系・SISSY系などなど・・・。

happy よりは、unhappy ending が好み。
(ちょっと、性格がゆがんでるのかも^^)

私事ですが、以前某サイトに 
「高野奈緒美」のペンネームで
『ある性転者の告白』という拙い小説を掲載させて頂いておりました。事情があって途中で掲載を止めましたが、その完結編も当ブログでご紹介できればと思っています。

それとランキングにも参加させていただきますので、
ポチッとクリックいただければ幸いです。

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