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ある性転者の告白 最終章-3

 その瞬間、目の前が真っ暗になり、気を失いそうなほどの衝撃が走りました。
 それは、何と小さな人間の胎児の形をしていたのです。育児書などから得た知識で、それが何なのかはすぐにわかりました。ただ、全体を黒いビニールで巻かれていたために、気づかなかっただけなのでした。
「う、うそ・・・、こ・・・これは・・・赤・・・赤ちゃんじゃ・・・まさか・・・そんな・・・」
 私は声にならない声を発しました。
 結花は、フフッと微笑むと、
「そうよ、赤ちゃん。人間の赤ちゃんよ。それも、誰のだか、わかる・・・?ん?わかる?」
 冷たく言い放ったのです。
 その瞬間、私には結花がほくそ笑んでいるわけがわかったのです。
「いやー、いやー・・・なんてことを・・・・いやーーーー」
 私は懸命の叫び声を上げ、頭を振りました。
「どうやら、わかったようね。そうよ。奈緒美ちゃんの赤ちゃんよ。よかったわね。あんなに愛してたんだもの。バイブに生まれ変わって、これからも、いつでも、奈緒美ちゃんのそばに置いておけるわ・・・。きっと赤ちゃんも幸せよ・・・。いつでもママのここに入っていることができるんだものねぇ・・・。」
 結花はそう言うと、再び私の下半身に手を伸ばし、その「バイブ」、いえ、私の愛する子供の変わり果てた姿をグィッと挿入したのです。
「いやー、やめてー、そんなこと・・・そんな酷いこと・・・やめてーーー。」
 私は持てる力のすべて出して、身体をバタつかせました。しかし、それは無駄なことでした。両手足を縛り付けられ、しかも、子供を失ったショックから食欲を失い、1週間近くも水しか飲んでいない弱り切った私の力では、哀れな抵抗に過ぎなかったのです。
 
 私はショックで気を失いかけましたが、高まりゆく電磁波の波はそれを許してくれなかったのです。
「ああん、いや・・・いや・・アアン・・だめ・・だめよー、そ・・・そんなこと・・あああ・・・」
 結花は手の動きを早め、まるで一気に頂点へと導こうとしているかのようでした。
 私は理性では、そんな悪魔の所業に屈してはいけないと思いながらも、身体の反応はもう止めることができなくなっていました。
 そしれ、ついにはその部分に挿入されている「バイブ」を思い切り締め付けることさえしていたのです。
「ああああ・・・ご・・・ごめんなさい・・・ママを・・・ママを許してぇ・・・で・・・・でも・・・だめ・・・感じちゃう・・・アアン・・・感じちゃうぅ・・・許してぇ・・・アアンンンン・・・」
 理性と本能の間を何度も往復しながらも、私はついに断末魔の叫びを上げると、一気に頂点へと達したのでした。
「ああああ・・・・い、いく・・・いく・・・いくぅ・・」
 その瞬間、全身はがくがくと痙攣を起こし、固く瞑られた瞼の裏には幾筋もの光の筋が走っていきました。
 
 そして性欲の高まりが静まると、今度は罪悪感と後悔の念がこみ一気に襲ってきて、私は声を上げて泣きました。自分の身体のどこにそれだけの水分が残っていたのかと思えるほどの涙が次から次へと溢れ出ていくのでした。

 その日以降数週間の記憶は、今の私にはありません。
 後で聞いたところでは、一時すべての感情を失い、まるで発狂したかのように突然叫び声を上げたり、笑い出してしまったり、いつまでもずっと黙り込んでしまったりと、精神の安定を保てないような状況だったようです。 
 
 今は何とか最悪の精神状態からは回復し、こうして自らの告白を綴ることができるようになっています。
 けれども、やはり以前のような精神状態には戻ることはできないような気がします。人間として何か大事な部分を失ってしまったように思えるのです。
 そのせいなのでしょうか。今の私には彼らに対する抵抗だとか、羞恥心とか、屈辱感などは全く感じなくなってしまっています。
 もちろん彼らからの陰湿な企みへの指示は今も続いています。しかし屈辱感も羞恥心も示さない私を見て、涼子と結花の復讐心も薄らいできたようです。そのことは、私にとってせめてもの救いです。
 
 こうして肉体的にも精神的にも元通りに戻ることのできない私に、果たしてどんな未来が待っているのでしょうか。
 願わくは、一人の女性として平穏な幸福を見つけることができますように・・・
 この願いの言葉と共に私の告白を閉じさせていただきます。
 つたない文章をお読みいただいたこと、心より感謝申し上げます。
    

平成○年○月○日  高野奈緒美


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コメント

§ 情報提供

太字の文
面白いです。

ご存じかもしれませんが情報提供します。
http://blog.livedoor.jp/mykaida/archives/50802750.html

Fictionmaniaで私が好きなのは、Fun Guy Ronです。
1作しかないのですが、ご趣味に合うかどうかお試しあれ。

§ 情報提供その2

国内の作品「パンジョ」の紹介先URLには、内容の約半分しか載ってないようですね。

それから、柚木郁人先生の『美少女地獄』は読まれたことありますか?
(私にとっては年齢設定が学生では若すぎるので、その点もう一つなのですが、これも良いかも??)

§ Re: 情報提供

>虻の森の妖精さん 様

コメントと情報提供ありがとうございます

>ご存じかもしれませんが情報提供します。
> http://blog.livedoor.jp/mykaida/archives/50802750.html

 はい、存じ上げております。
 たぶんこちらの主様は、サテンと同じような「屈辱系女性化萌え」の方だな~
 と思っておりました。
 もうすこしまとまったお話とか書かれないのか~と期待しています。

> Fictionmaniaで私が好きなのは、Fun Guy Ronです。
> 1作しかないのですが、ご趣味に合うかどうかお試しあれ。

 ”The Cosultant\" ですね? 実は以前から読んでみようかな~と思っていた作品にひとつでした。
 せっかくのお勧めですので、近いうちに読んでみます。感想はその時にでも。

§ Re: 情報提供その2

虻の森の妖精さん 様

再度の情報提供ありがとうございます。

> 国内の作品「パンジョ」の紹介先URLには、内容の約半分しか載ってないようですね。

 そうみたいですね。この後、確かガールフレンドだったか、恋人だったかが、絡んでくるんでしたよね?
 まあ、でもここまででもサテン的にとても懐かしくて、楽しんで読ませてもらいましたけど。

> それから、柚木郁人先生の『美少女地獄』は読まれたことありますか?
> (私にとっては年齢設定が学生では若すぎるので、その点もう一つなのですが、これも良いかも??)

 はい、読みました。「円香」の女性化ぶりには萌えました。とても良い作品だと思います。
 ただ、複数の女性にポイントが分散していることと、後、「オムツ」系のシチュエーションがサテン的には
 ちょっとハズレなので、その辺かちょっとな~って感じです。
 それにご指摘の通り、最初から設定年齢が若いので年齢退行的な屈辱感も少ないんですよね。たぶん^^
 

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プロフィール

サテンドール

Author:サテンドール
=============================================
女性化小説なら国内・海外を問わず大好きです。

特に屈辱系・羞恥系・強制系・寝取られ系・立場逆転系・年齢退行系・SISSY系などなど・・・。

happy よりは、unhappy ending が好み。
(ちょっと、性格がゆがんでるのかも^^)

私事ですが、以前某サイトに 
「高野奈緒美」のペンネームで
『ある性転者の告白』という拙い小説を掲載させて頂いておりました。事情があって途中で掲載を止めましたが、その完結編も当ブログでご紹介できればと思っています。

それとランキングにも参加させていただきますので、
ポチッとクリックいただければ幸いです。

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