FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

私立明倫学園高校 第4章-4

 フレンチメイドユニホームでの生徒全員のビデオ撮影が終了すると、「特別指導」はすぐに第三段階、第四段階へと流れるように進んでいった。
 その過程で様々なコスチュームでの指導とビデオ撮影は定期的に行われていった。
 セーラー服、ナース服、バニーガール、OL、ウェイトレス、また奇妙なものでは、まるで小学生のためにデザインされたかのようなフリルがふんだんに施された服にランドセルなどというものまであった。
 そのコスチュームに合わせたメイクはもちろん、立ち居振る舞いや話し方など指導は細部にわたった。そして各々ある段階に達すると、決まってビデオ撮影が始まるのだった。
 撮影のパターンはいつも決まっていた。
 コスチュームに合わせたシチュエーションが用意され、それに合わせた仕草や動きをカメラで収めると、最後はエロティックなシーンの撮影に入る。
 いや、決まっているのは撮影パターンだけではない。
 最後の部分の撮影がよほど疲れてしまうからなのか、真希の用意する紅茶を口にしながら、眠りに落ちてしまうのも毎回のことだった。
 眠りに落ちる直前にカウンセラーが口にする3つの呪文めいた言葉を耳にするのも、眠っている間に、現実の出来事と錯覚してしまうほどのリアリティを持った悪夢を見るのも、眠りから覚めたときの、得も言われぬ幸福感と恍惚感も、そして、最後にすっかり乱れてしまったメイクを直して、部屋を後にするのも毎回同じだった。
 だからと言って詳細まですべてが同じということではない。
 例えば、カウンセラーの言葉である。
 明彦の場合を例にすれば、セーラー服姿の時に耳にしたのは、「明菜」「女子高生」「従順」だったし、ナース服の時は、「明菜」「ナース」「献身」であり、幼児服にランドセルの時には「明菜」「小学生」「無知」だった。
 また、悪夢の内容も毎回微妙な違いがあった。
 夢の中で「明菜」が性的な奉仕をするのは常に三人の男だった。顔は覚えていないが、いつも同じ相手であろうことは何となくわかってきた。具体的に言えば一人は担任教師であり、後の二人はSPであった。夢の中の事とは言え、なぜいつも同じ人物が相手なのか何となく不思議な気がする。
 男たちの要求は毎回違っていた。「明菜」はその要求に素直に応えた。
 言われるまま応じることに快感すら覚えていた。
 フレンチメイドやバニーガールのコスチュームで、「明菜」自身が積極的に男たちを性的興奮へと導くときでさえ、クライマックスの手段は男たちの選択に委ねた。
 セーラー服の時、彼らが求めたのは指と唇を使っての奉仕だった。
 バニーガールの時は、Dカップの胸の谷間に彼らの熱いペニスを挟んで射精へと導いた。 そしてOLの制服時に彼らが求めたのが、アナルセックスだった。
 「明菜」は四つんばいの屈辱的な姿勢で男の情欲の証を体内深く受け止めた。
 
 眠りから覚めた時、明彦はなぜそんな夢を見たのだろうかと考えてみた。
 今までは悪夢を見た原因など考えたこともなかったが、今回ばかりは違っていた。 
 指や口また胸を使って男たちに奉仕するのと、アナルでその情欲を受け止めることは明らかに違う次元の行為だと思えたからだ。
 「女」でありながら、ヴァギナを持たない「明菜」にとって、そこは唯一の性器なのである。その部分で男の精を受け止めるという行為は、自分と相手の「性」が正反対であることを認め、「明彦」との永遠の決別を意味することにも繋がる行為に思えた。

 悪夢の原因はすぐに思いついた。
 実は、「特別指導」が第四段階に入ったと同時に、生徒たちには新たな義務が課せられたいた。  
それは、一日2回、朝と夕方の「浣腸」と入浴時を除く「アナルプラグ」の装着だった。
 アナルプラグは姿勢を整えるために必要で、浣腸はそれをスムーズにするために欠かせないというのが、真希と里佳の説明だった。
 装着初日に感じた苦痛と違和感は5日ほどで消えたが、その後も異物感と共に、アナルへの意識が消えることはなかった。その意識こそが、アナルセックスなどという悪夢を見させた原因なのだろうと明彦は自分なりの分析をした。
 
 ただ夢の原因はそれとして、新たに気にかかる出来事もあった。
 OLコスチュームでの撮影の日、つまりアナルセックスの悪夢を見た日、部屋に戻った明彦は、夕方の浣腸のためにアナルプラグを抜こうとした。その瞬間、ズキンという疼痛がアナルの内部から伝わってきた。その上、抜き取ったプラグの先には微かな血液の滲みも認められた。
 確かにこれまでも、アナルプラグの装着により痛みを感じることはあった。ただそれは、指示によってサイズを大きい物に変えた直後だけのことで、普段は感じたことがない。
 まして今のプラグはもう半月も装着していて、大きさにも慣れている。
 明彦は言いようのない胸騒ぎを覚えた。


 OLコスチュームでの収録を最後にビデオ撮影は終わった。
 最後に抱いた胸騒ぎも解消されることなく残ったまま、いつの間にか年も明け、「卒業」という言葉が話題に上るようになっていた。
(美穂も良介も元気だろうか?)
 明彦の脳裏に入学式以来会っていない恋人、村瀬美穂と親友、兵藤良介の姿が浮かんできた。きっとずいぶん変わってしまっただろうなと思った瞬間、ハッとした。
 最も変わってしまったのは自分自身なのだということに気づいたのである

 明彦は改めて姿見の前に立った。
 肩にかかるミディアムレイヤードヘアに包まれた、透き通るような色白の小顔。
 長く華奢な手足とはアンバランスなほどの豊かなDカップの膨らみ。
 今にもポキンと折れてしまいそうな、儚くか細いウエストの縊れ。
 そしてそのウエストから柔らかな曲線を画くヒップライン。
 そのいずれもが3年前の明彦にはなかったものである。
 誰がこの目の前の少女を明彦だと認識できるだろうか。

「美穂 良介  元気だった?」
 明彦は二人との再会を想像して声に出してみた。
 滑稽なくらいの高音だ。もしかしたら、中学生時代の美穂よりも甲高い声かもしれない。
「美穂 良介  元気にしてた?」
 できるだけ低い声を作ってみた。
 だが、男の声を真似する少女のそれとしか聞こえなかった。
 その後何回か試してはみたが無駄だった。
 明彦の顔には諦念がもたらすぎこちない笑みが浮かんでいた。

 (第5章に続く)


スポンサーサイト
[PR]

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

サテンドール

Author:サテンドール
=============================================
女性化小説なら国内・海外を問わず大好きです。

特に屈辱系・羞恥系・強制系・寝取られ系・立場逆転系・年齢退行系・SISSY系などなど・・・。

happy よりは、unhappy ending が好み。
(ちょっと、性格がゆがんでるのかも^^)

私事ですが、以前某サイトに 
「高野奈緒美」のペンネームで
『ある性転者の告白』という拙い小説を掲載させて頂いておりました。事情があって途中で掲載を止めましたが、その完結編も当ブログでご紹介できればと思っています。

それとランキングにも参加させていただきますので、
ポチッとクリックいただければ幸いです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。