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私立明倫学園高校 最終章-1

 山本明正は、あるマンションに向かって歩いていた。
 彼の胸中は高鳴る興奮と期待とで満ちあふれていた。
 
 2年ほど前に、突然のように届いた一通のメール。
 それは「明菜」と名乗る一人の女子高生からのものだった。
 文面を読むと、どこかの駅の階段で転びかけたのを助けられ、その後も何回か同じ駅で顔を見ている内に、異性として好きになったのだと言う。
 そんなことあっただろうか、しかも50を越えた中年男に女子高生が一目惚れ? 
 そんな夢みたいなことが起こるはずがない。明正は当然そう考え、即座にメールを削除した。
 だが、メールはその後も続き、文面にも、ただの出会い系やアダルト系とは違った真剣さが込められていた。中年男を引っかけるためには絶対に必要な写真の貼付もなかった。
 むろんそれだけで信じたわけではないが、明正の携帯の保存メールには発信者「明菜」のメールが溜まっていった。同時に明正から明菜宛の返信メールも増えていった。
 明菜は、二人の名前に同じように「明」の文字があるのは、きっと運命的なものなのかしら、などと中年男を刺激するような可愛いことまで言ってくる。
 明正は、君のことを信じないわけではないが、できるなら写真を送ってくれないかとメールしてみた。それは文面通り相手が本当に信頼できる人物であるかを確かめたいという思いもあったが、それ以上にどんな顔をした女の子なのか見てみたいという単なる下心の現れでもあった。
 ところが、返信は明正にとってとても意外なものだった。
 自分はとても不細工だから人に写真を見せたくない。きっと見せたら嫌われてしまうから、と。
 このメールは明正の気持ちを信頼に変えた。騙すつもりなら不細工などと言うわけはない。そして誰か別の可愛い娘の写真でも送れば済むことである。
 この娘は本気なんだ、と明正は思った。恐らく彼女の言うように顔は美しくはないのだろう。でもそれでもいいと思った。若い女子高生とのメールの交換はそれだけで中年男の心に新鮮な喜びを与えて余りある出来事だった。
 学校のこと、趣味のこと、テレビドラマのこと、仕事のこと、そんなとりとめのない話題も、女子高生明菜とのメールだとわくわくするような魅力的なものに感じられた。
 それに明菜の文面からはとても知的な匂いが感じられ、今時のいわゆる「おバカ女子高生」とはまったく異なる存在に感じられた。
 いつしか明正の中の明菜像は「優等生だが、男子からは人気がない地味でちょっと不細工な女の子」になっていた。
 
 だから実際の明菜の写真を見た時は、心臓が止まりそうな衝撃だった。
 見るからにハーフとわかる美少女で、そのレベルはトップアイドル並み、いや明正の知る限り彼女を越えるアイドルなどいないと思った。バストアップの写真だったので、全体はわからないが、すっきりと鎖骨が見えているところを見ると、かなり華奢な体型に感じられた。たが一方で微かに胸元から覗く谷間の深さを見ると、相当にふくよかな胸をしていることもわかった。
 もちろんその写真が、明正の要求によって送ってきたものなら、かえってメール交換をやめるきっかけになったかもしれない。
 ところが、明菜からのメールでは、その写真は友達に送るのをアドレス間違いでこちらに送ってしまったのだという。
 その日を境にメール交換が単なる「楽しみ」から下心のある「期待」へと変わっていったのは、明正が男である以上やむを得ないことだった。
 その後のメールで、何度も明菜をデートに誘い出そうと考えたが、その度にギリギリのところで自制した。明菜は落ちついた中年男性だから自分を好きになったのだ。焦って行動して嫌われたら元も子もない、という心理が明正に働いたのである。

 そして今日、その我慢が報われる時がやって来た。
 明菜からメールではなく「電話」がかかってきたのは一週間前のことだった。
 高校も卒業し、大人の仲間入りをしたので、これからはメールだけでなくデートもしてみたい、と言ってきたのである。
 初めて聞く明菜の声はメールの文面の通り、知的で落ちついた大人っぽい声だった。そういう意味では違和感はなかったのだが、写真のイメージからすると大いにギャップがあった。そもそも、メールと写真との間に違和感があったのだが、写真の明菜に魅せられていた明正にとって、それは単に意外性の魅力にしか映っていなかったのである。
 あのハーフの美少女が「大人の仲間入りをしたので、デートがしてみたい」などと古風なことを言ってくるのだ。それは中年男の下心を刺激するには十分すぎる口説き文句だった。

 だが、明正の待つ待ち合わせ場所の喫茶店に現れたのは明菜ではなかった。
 170センチ程の長身で知的な印象の美人ではあったが、明らかに写真の「明菜」とは別人だった。第一、高校を卒業したばかりにしては大人過ぎる。
 明正は咄嗟に騙されたと思い、その場を立ち去ろうとしたが、「美穂」と名乗ったその女性は、席に近づくなり明正に向かって深々と頭を下げ、丁寧な謝罪の言葉を口にした。
 その様子と曰くありげな雰囲気に、取りあえず話だけは聞こうと、明正は上げかけた腰をもう一度下ろした。
 
 実は自分は明菜の義姉であり、ある事情があって明菜の身代わりをしていた。騙していたことを心から謝罪したい、と美穂は言った。
 狐につままれたような顔をしている明正に、美穂はさらに話を続けた。
「妹があなたを好きになったのは本当のことです。それに写真も本当の彼女のものです。この後、デートをしていただくのも彼女です。もちろん、山本さんに異論がなければの話ですが。」
「なぜ、このようなことをしたのです? いくら妹のためと言っても、あなたがメールの代行までするのはおかしくないですか?」
「はい、実は写真でご覧の通り、妹はハーフで日本語があまりできません。」
 明正は胸をなで下ろした。もっととんでもない秘密でも隠されているのではという不安があったのだ。だが自分を好きになってくれたのも、今日デートしたいと思ってくれたのも、そしてあの美少女の存在も本当のことだと聞いて不安はすっかり消えていた。
「なるほど、それであなたが代行をなさったと。ずいぶん妹思いのお姉様ですね。そんなに甘やかしていると、後が大変ですよ。ハハハ」
「ええ、それはわかっているんですが、どうしても甘やかし気味になってしまうんです。・・・・・実は妹に関して、もう一つお知らせしておかなければならないことがありまして・・・。妹の明菜は少し『知恵遅れ』なのです。ですから、デートと言っても、会話はほとんどできませんし、あまり楽しくはないかもしれません。」
「・・・ほう・・・そうですか。」
 明正はできるだけ冷静に答えようとしたが、動揺は隠しきれなかった。
 会話も交わさずに過ごすデートが想像できなかったし、『知恵遅れ』の少女と時間を過ごした経験もなかった。
「でも明菜が明倫学園高校を卒業し、その卒業祝いとしてデートをしたいという彼女の思いは叶えてあげたいのです。いかがでしょう、山本様、お力を貸して頂けませんか?」
 明正は、美穂の言葉に一瞬ドキッっとした。そこに「明倫学園高校」の名が出てきたからだ。彼の脳裏に10年ほど前に勘当し、その後乞われて兵藤某という男の養子となった息子「明彦」の姿が浮かんだ。
「失礼ですが、そういうお子さんが、よく明倫学園高校に入学し、また卒業なさいましたね? あの学校は女子学生にとってもかなり大変だと聞きますが。」
「ええ、それは私も同じ明倫出身ですので存じ上げています。ただ、そこはあくまで私立学校のことでもあるので・・・・。」
 明正は美穂の言葉の含意を読みとった。恐らく寄付金か個人的な人脈によって、入学も卒業もさせたのだろう。それが世間ではよくある話だということくらいわかっている。
 ただ、美穂も同じ明倫出身と言うことで、先ほどから少し気になっていたことを口に出してみようと思った。
「ちょっと伺いますが、美穂さん・・・・とおっしゃいましたね。あなた、以前私とどこかで会ったことはありませんか?」
「いえ、初対面ですわ。」
「そ、そうですか・・・では、多分あなたと同じ頃に明倫にいた生徒で「山本明彦」という生徒はご存じでしょうか?」
「山本・・・明彦・・・・、いえ、残念ながら存じ上げません。」
「そうですか・・・それなら結構です。いや、変なことを尋ねて失礼しました。」
「いえ、お気になさらずに。」
 美穂は小さく微笑んだ。最大の難関を通り抜けた安堵の笑みだった。
 実は、美穂はこれまでに何回か明正に会っている。中学生時代に明彦とのデートの帰り、たまたま駅で明正と会い挨拶を交わしたことがある。また良介と共に明彦の部屋に遊びに行った際、リビングでくつろぐ明正と世間話をしたこともある。
 だが、いずれも10年以上も前のことであり、すっかり大人の女性に変貌を遂げた美穂を明正が認識できないのは当然だった。   
 
「いや、やはりせっかくですが、今回の話はなかったことにさせてください。妹さんに好きになってもらって嬉しい限りなんですが、正直言って、どのように時間を過ごしたらいいのかわからないし、自信がないのですよ。」
 明正は、会話が途切れたのをきっかけに思い切って心の内を口にした。
 いくら下心があったとしても、高校を卒業したばかりの美少女との初デートで性的な体験ができるなどと思っていたわけではない。あくまで絶世の美少女との会話を楽しんだり、若さ溢れる肉体の一部、例えば洋服越しの胸の膨らみとか、ミニスカートから伸びる美しい脚とか、そういったものを目にできるだけで十分だった。その先のことは会話を重ねていくことで、もしかしたらいつかその恩恵にあずかれるかもしれない。明正はその程度に考えていたのだ。 
 しかしその会話が成立しないのであれば、たとえどんな美少女であろうと共に過ごすことは難しいと思ったのだ。
「そうですか・・・残念ですわ。きっと明菜も悲しむと思います。お慕いしている山本様に、今日身体を捧げるんだと言ってましたのに・・・。」
「な、なんですって・・・?」
 明正は美穂の言葉に動揺した。聞き間違いだと思った。
「何しろ、ああいう子ですから、デートというのは好きな男性とセックスをすることだと思い込んでいるのです。しかも女は男性の望むまま、どんなことでも受け入れる。それが女の幸せなんだと、明菜は信じ込んでいるんです。それにあの子ったらどこで手に入れたんだか、こんなものを見て・・・・フフフ」
 美穂は思わせぶりに笑うと、バックから一冊の本を取り出し、テーブルの上に置いた。

『ザ・レイプ・・・陵辱! 暴行! リンチ!』と書かれたアダルト写真集だった。
 表紙には、縛られ自由を奪われた女性が無理矢理犯されている画像や、涙を流しながら仁王立ちの男のペニスを口に含んでいる女性の画像などが並んでいる。 
「な、何ですか・・これは?」
「あの子ったら、セックスとはこういうものだと思っているみたいなんです。おかしいでしょ? でもああいう子ですから、一度思い込むと一途なんですよ。」
「し、しかし・・・これがセックスだと知ったら、いや、デートがこういうことをすることだと知ったら、当然嫌がったでしょう?」
「それが・・・あの子ったら、こういうことをされてみたいって言うんです。好きな人に力づくで犯されたいって、そんなこと言うんですよ。」
「そ、それは・・・本当ですか? 本当に言ったんですか?」
「ええ、本当です。ですから山本様、お嫌でしょうけど、明菜のためにお力を貸していただけないでしょうか。どんな乱暴をなさってもかまいません。それが明菜の望みなのですから。」
 明正は目の前の写真集を捲りながら、いくつかのレイプシーンを見つめた。
 そしてその女性モデルを頭の中で明菜に置き換えてみた。
 あの、性とは無縁なところにいるような美少女が無理矢理犯され、陵辱される姿を想像すると、図らずも明正の男の情欲が沸々とわき上がってくるのだった。
 しかも本人はそれを望んでいるのだと言う。恐らくこんな美少女を堂々と犯せるチャンスは2度と巡ってこないだろう。もし、ここで拒否すれば、その恩恵はきっと誰か別の男にもたらされてしまうに違いない。そうなったら後悔してもしきれないではないか。
「わ、わかりました・・・お引き受けします。 ただ、一つだけ確認しておきたいのですが、彼女はすでに男性経験はありますよね? もし未経験だとしたら、さすがに罪悪感を感じますから。」
「男性経験・・・・ですか? フフフ・・・ええ、もちろんあります。でも、彼女にとってこれまでは『ノーマル』な体験ばかりだったみたいですわ。」
「そうですか、それで安心しました。では明菜さんのためにもがんばらなくてはなりませんね。アハハハ」
 美穂は、写真集を興味深そうに眺める明正を穏やかな笑顔で見つめた。
 だが、内心は大声で笑い出したい気分だったのだ。美穂は心の中で明正に語りかけていた。
「あなたは誤解しているみたいだけど、明菜は正真正銘のバージンよ。でも私、嘘は言っていないわ。だって『男性経験』と聞いたでしょ?『男性経験』は豊富ですもの。それにヴァギナを持つ前の明菜にとって『ノーマル』なセックスはアナルセックスのことよ。フフフ・・・。 あなたは今夜、明菜のバージンを無理矢理奪うことになるの。その明菜が本当はあなたの息子『明彦』だとも知らずにね。」
  

 美穂から指示されたマンションまでは徒歩で10分ほどの距離だった。
 彼女は明正に、自分は準備のために先に行くので、1時間後にメモを頼りに来て欲しいと告げ、彼に地図とマンション名及び部屋番号が書かれたメモを手渡したのだった。

 明正はエントランスにあるドアホンを押そうと指を伸ばして、引っ込めた。
 喫茶店での別れ際に美穂が残した言葉を思い返すためだ。
「山本様、明菜は本当にかわいそうな子なんです。たとえ間違った思い込みをしていようとあの子の望みは叶えてあげたいんです。無理矢理犯されることが幸せだと思っているあの子の望みをどうか叶えてあげてください。決してひるんだり躊躇ったりしないでください。あの子は敏感ですからすぐに気づきます。そして悲しむでしょう。あなたから愛されていないと思って・・・。お願いします。あの子を悲しませないためにも本気で演じてください。たとえあの子が変なことを口走ろうと、本心はあなたに無理矢理レイプされることを望んでいるのです。そのことだけは忘れないでください。」

 明正は大きく深呼吸をした。
(よし、今日だけは、俺も暴行魔になりきってやる。女を徹底的に陵辱する暴行魔に。)
 明正はそう心に言い聞かせると、改めてドアホンのボタンを押した。
  
 (続く)

 
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サテンドール

Author:サテンドール
=============================================
女性化小説なら国内・海外を問わず大好きです。

特に屈辱系・羞恥系・強制系・寝取られ系・立場逆転系・年齢退行系・SISSY系などなど・・・。

happy よりは、unhappy ending が好み。
(ちょっと、性格がゆがんでるのかも^^)

私事ですが、以前某サイトに 
「高野奈緒美」のペンネームで
『ある性転者の告白』という拙い小説を掲載させて頂いておりました。事情があって途中で掲載を止めましたが、その完結編も当ブログでご紹介できればと思っています。

それとランキングにも参加させていただきますので、
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