サテンドールの 『屈辱系女性化小説に萌え!』
自作の小説を発表したり、お気に入りの小説(国内・海外)の紹介や、情報交換の場にできればと・・・。
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ある性転者の告白 第14章-3
『じゃ、3番線のホームに向かって、ゆっくり歩きなさい。ハイヒールだから転ばないようにね。転んだら大変よ。ピンクのスキャンティがマル見えになっちゃうからね。フフフ・・そうよ、ゆっくりね。そう・・・・。じゃ、次は階段を上ってホームに行きなさい。できる限りゆっくりね、そう、一段ずつ・・・』
私は夢遊病者のようにフラフラと、足下に注意を払いながら歩みを進め、ホームまでの階段を一段一段、ゆっくりと上り始めたのです。見上げると長い階段には、ラッシュアワーが過ぎていたこともあって、行き交う人の数は多くはありませんでした。私は、少しホッとしました。と言うのも、客が少なければ、露骨な視線を投げかけてくる人も少ないと思ったからです。けれども、それは間違いでした。
階段の中程まで上った時、私は、ハッとしました。階段の下から熱い視線を感じたからです。
客が少ないということは、それだけ見上げるときの視界を遮るものも少ないということです。私はおそるおそる、階段の下を振り返りました。その時、目にしたのは、露わになっているはずのピンク色のスキャンティに向けられる、男たちのギラギラとした視線だったのです。私はとっさに持っていたバックを後ろに回すと、マイクロミニの裾を隠しました。と、その瞬間、私の耳に涼子の叱る声が響いたのです。
『だめよっ、隠しちゃ・・・』
私は、後ろにバックを回したまま、歩き出そうとした脚を止めました。
『いい?隠したりしたら、今日のテストは不合格よ。今のあなたの格好、想像してみて。どこから見ても、露出狂の痴女じゃない? 隠すくらいなら、そんな格好するわけないでしょ? 痴女なら痴女らしく堂々と見せつけなくちゃ。フフフ・・・。わかった? あなたは、もう男じゃないのよ。男の視線に感じる露出狂の痴女になったの。いいわね?』
私はうなだれたまま大きなため息をつくと、後ろに回したバックを前に抱え直し、ゆっくりと階段を上り始めました。
『そう、そうよ。はい、そこでちょっとストップ・・・ミュールのベルト直すふりして屈んでみなさい。フフフ・・。わかるでしょ? 下の男達にパンチラしてあげるのよ。思わせぶりにね。フフフ・・そうよ、上手よ・・・。』
私は指示された通り、ゆっくりと身を屈めると、右のミュールのベルトに手を伸ばしていきました。
『どう?見られてるわよ。奈緒美ちゃん。みんなに見られてるの。どう?男なのに、男の視線に晒されている気分は・・・・・? もしかして、また感じてきちゃった? フフフ・・・。』
私は涼子の言葉を否定するように、大きく頭を左右に振ると、おぼつかない足取りで、残りの階段を上り始めたのでした。
やっとの思いでホームに辿り着くと、先ほど後を付けるように階段を上ってきた男たちが私の周囲を取り囲むように立ちました。ホームを見回すと、私の周囲だけ混雑しています。それは本当に異様な光景でした。
他に為す術もなく、呆然と立ちつくすだけで、電車がホームに入ってきたことすら気づきませんでした。
私は周囲の男たちに押されるように、目の前のドアから乗り込むと、そのままドア付近に釘付けにされてしまいました。視線の先には、隣のドアから涼子たちも乗り込んできたことがわかりました。それはラッシュアワーの終わった車内が比較的空いていたからです。けれども、私のいるドア付近だけは、どういうわけか不自然に混み合っているのです。私は不安な気持ちになり、早く下車の指示が来ることだけを待ちながら、そっと目を閉じました。
私は夢遊病者のようにフラフラと、足下に注意を払いながら歩みを進め、ホームまでの階段を一段一段、ゆっくりと上り始めたのです。見上げると長い階段には、ラッシュアワーが過ぎていたこともあって、行き交う人の数は多くはありませんでした。私は、少しホッとしました。と言うのも、客が少なければ、露骨な視線を投げかけてくる人も少ないと思ったからです。けれども、それは間違いでした。
階段の中程まで上った時、私は、ハッとしました。階段の下から熱い視線を感じたからです。
客が少ないということは、それだけ見上げるときの視界を遮るものも少ないということです。私はおそるおそる、階段の下を振り返りました。その時、目にしたのは、露わになっているはずのピンク色のスキャンティに向けられる、男たちのギラギラとした視線だったのです。私はとっさに持っていたバックを後ろに回すと、マイクロミニの裾を隠しました。と、その瞬間、私の耳に涼子の叱る声が響いたのです。
『だめよっ、隠しちゃ・・・』
私は、後ろにバックを回したまま、歩き出そうとした脚を止めました。
『いい?隠したりしたら、今日のテストは不合格よ。今のあなたの格好、想像してみて。どこから見ても、露出狂の痴女じゃない? 隠すくらいなら、そんな格好するわけないでしょ? 痴女なら痴女らしく堂々と見せつけなくちゃ。フフフ・・・。わかった? あなたは、もう男じゃないのよ。男の視線に感じる露出狂の痴女になったの。いいわね?』
私はうなだれたまま大きなため息をつくと、後ろに回したバックを前に抱え直し、ゆっくりと階段を上り始めました。
『そう、そうよ。はい、そこでちょっとストップ・・・ミュールのベルト直すふりして屈んでみなさい。フフフ・・。わかるでしょ? 下の男達にパンチラしてあげるのよ。思わせぶりにね。フフフ・・そうよ、上手よ・・・。』
私は指示された通り、ゆっくりと身を屈めると、右のミュールのベルトに手を伸ばしていきました。
『どう?見られてるわよ。奈緒美ちゃん。みんなに見られてるの。どう?男なのに、男の視線に晒されている気分は・・・・・? もしかして、また感じてきちゃった? フフフ・・・。』
私は涼子の言葉を否定するように、大きく頭を左右に振ると、おぼつかない足取りで、残りの階段を上り始めたのでした。
やっとの思いでホームに辿り着くと、先ほど後を付けるように階段を上ってきた男たちが私の周囲を取り囲むように立ちました。ホームを見回すと、私の周囲だけ混雑しています。それは本当に異様な光景でした。
他に為す術もなく、呆然と立ちつくすだけで、電車がホームに入ってきたことすら気づきませんでした。
私は周囲の男たちに押されるように、目の前のドアから乗り込むと、そのままドア付近に釘付けにされてしまいました。視線の先には、隣のドアから涼子たちも乗り込んできたことがわかりました。それはラッシュアワーの終わった車内が比較的空いていたからです。けれども、私のいるドア付近だけは、どういうわけか不自然に混み合っているのです。私は不安な気持ちになり、早く下車の指示が来ることだけを待ちながら、そっと目を閉じました。
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