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ある性転者の告白 第18章-1

 田中が部屋を出て行った後、私は一人バスルームに向かい、全身を映す鏡の前に立ちました。そしてゆっくりと淡いピンクのパジャマを脱ぎました。
 鏡の前にはグロテスクなまでに巨大化した双乳がブルンブルンと音を立てるかのように揺れています。私は思わず両手で胸を隠そうとしました。しかし、そのポーズはかえって巨乳を強調してしまいます。両腕に余るほどの大きな柔肉が余計に盛り上がってしまうからです。
 私は鏡の前から逃げ出すようにシャワールームに入りハンドルを回しました。頭の上から暖かい温水が勢いよく降り注ぎます。私は右手を恐る恐る下半身に伸ばしました。すべすべしたウエストを滑り、やがて、あの本物と寸分違わぬ女性器に達しました。指先に包皮除去まで施した陰核の感触が感じられます。
(ああ、これ、これが本物のクリトリス・・・、女の子の一番敏感な部分。やっぱり、奈緒美は女の子、本当の女の子になったのよ。)
 私はこみ上げる涙と抗いながら、心の中でそう念じたのでした。
 それと同時に、敏感に改造されたその部分から全身に得体の知れない電流が走っていくのを感じたのです。
「ああん・・・な、なに、こ、この感覚・・・、いや、いやあ、だ、だめ・・・」
 それは明らかに女性としての性感覚だったのでしょう。男としては味あうことのできない感覚を知って、私はよりいっそう女として生きるしかないんだと実感したのです。
 私はかろうじて残っていたわずかな理性の働きで、その快感を貪ろうとする本能を抑え、シャワールームから出ると、指示された着替えの準備に取りかかりました。
 
 ピンク色のルージュは少女と見まごう容貌を美しく引き立たせるものでした。髪の毛はこの3ヶ月間ですっかり伸び、もはやウィッグの必要はありません。
 私は涼子が置いていった服を手に取りました。純白の上下のブラとショーツが、少女らしい雰囲気にマッチしていると思いましたが、目を近づけて見るとそんな清純なイメージとはかけ離れたものでした。
 ブラは、Hカップの爆乳を半分ほどしか隠さないハーフカップで、しかも全体が透けています。そしておとなしめのショーツだと思っていたものは、陰部の部分が透けていて大胆にカットされた、Iフロントと言われるような過激なデザインだったのです。私は思わず着替えの手を止めましたが、すぐに田中と誓った言葉が頭の中によみがえってきます。
(そう、彼らのご機嫌をとらなくちゃ・・・言われたとおりにしなくちゃだめ・・・)
 私は心に言い聞かせ大きくため息をつくと、ブラジャーのストラップに腕を通しました。
 ブルルンっという揺れと同時にたわわな重量感が肩にのしかかってきます。
 次に純白のハイレグショーツに脚を通しました。引き上げてみると、やはり直視できないほど羞恥心をあおるデザインでした。手術のためにすっかりそり上げられたために全く陰毛のなくなった女性自身がはっきりと透けて見えるのです。しかも細いステッチ部分は、女性器の柔肉が両側から盛り上がるように被さっているのです。
 私は思わずその部分を手で隠し、しゃがみ込んでしまいました。もちろん誰かにみられていたわけではありませんが本能的に取った行動でした。
 けれども、私には躊躇っている時間はありませんでした。これ以上、彼らを待たせることができないことは分かっていました。
 私は気を取り直して着替えを続けました。ベッドに置かれたピンク色のワンピースを取り上げ、自分でも直視できないほど恥ずかしい下着姿を一刻も早く隠すように袖を通していきました。
(ああ、なんて、格好なの? これ・・・)
 着替えを終えた私は全身を鏡に映してみました。そこには、まるで少女服のようにフリルがふんだんにあしらわれ、丈も極端に短いワンピースに身を包んだ、一人の美少女が立っていました。確かに、いたいけな少女の容貌にはその服装はとても似合ってはいましたが、実際にそれを着ているのは、二十四歳の、しかも戸籍上はれっきとした男性ある私自身なのです。私は顔から火が出るほどの羞恥心に襲われました。
(こんな姿で、あの人たちの前に出るなんて・・・)
 私の心に消えかけていた「逃亡」の二文字が一瞬浮かびましたが、実行することはできません。あの田中の言葉が何度も何度もわき上がってくるからです。
 私は最後にピンクのカチューシャを付けると、大きく深呼吸をし、それから思い切ったようにベルを押しました。
 しばらくしてベルに応えて部屋に入ってきたのは、涼子と結花の二人でした。
「あら、まあ、可愛いわぁー、ホント中学生の美少女って、感じじゃない・・・。」
 涼子がそう言うと、結花も頷きながら言葉を返しました。
「ホントね。これがあの直樹さんだったなんて信じられないわ。あ、ごめんなさい。奈緒美ちゃんになったんだったわね。フフフ・・・。それにしても可愛いわ、ホントに・・・ まるでグラビアのアイドルみたい。」
「うーん、やっぱり、この顔にはルージュだけのほうが自然で似合うわね。睫はパーマをかけてあるから、ビューラーもマスカラもいらないし・・・。でも、またあの男たちの趣味でどんなメイクさせられるかわからないけどね。フフフ・・・」
 涼子が意味ありげな笑いを込めて言いました。  
 私は今となっては自分より長身になった二人の女性に囲まれて、まるで小さく埋もれているかのような錯覚を覚え、惨めさと屈辱感に苛まれたのでした。
 涼子と結花は何度も私をなめ回すように見つめては、ああでもない、こうでもないと一通りの批評を加えました。そしてその『品評会』が済むと、一枚の紙片を差し出しました。そこには私が彼らの前で口にしなければならないセリフが書かれていました。 
 その内容がどんなに恥辱的なものであるかは一読してすぐに分かりましたが、たとえどんなことでも拒否してはいけないと心に誓っていた私は、必死の思いで覚え込んだのです。
 
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プロフィール

サテンドール

Author:サテンドール
=============================================
女性化小説なら国内・海外を問わず大好きです。

特に屈辱系・羞恥系・強制系・寝取られ系・立場逆転系・年齢退行系・SISSY系などなど・・・。

happy よりは、unhappy ending が好み。
(ちょっと、性格がゆがんでるのかも^^)

私事ですが、以前某サイトに 
「高野奈緒美」のペンネームで
『ある性転者の告白』という拙い小説を掲載させて頂いておりました。事情があって途中で掲載を止めましたが、その完結編も当ブログでご紹介できればと思っています。

それとランキングにも参加させていただきますので、
ポチッとクリックいただければ幸いです。

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