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ある性転者の告白 第20章-4

(それじゃ、始めるわよ。えーと、まずは・・・、手を後ろに組んで、微笑みながら、ランプの点いたところのカメラに向かってポーズをとってみて・・・。)
 ポーズを指示する結花の声が聞こえてきました。それはマイクからではなく、私の右も耳の中に押し込められているイヤホン越しの声でした。私は、なぜイヤホンを使うのか幾分不思議に思いましたが、きっと、その方が使い慣れているいう理由からなのだろうと思い、それ以上の疑問を抱くことはしませんでした。結花のまるで何かのメモを読んでいるかのような指示も不思議な感じでしたが、私には、そんなことより一秒でも早く撮影会を終了し、帰宅したいという願いの方が強くなっていたのです。私の脳裏には微笑む田中の顔が浮かんできます。
 次の瞬間、取り囲んでいる鏡の壁の一つのランプが赤く点灯するのがわかりました。私はそのランプの下にある、目線くらいの高さのレンズに向かって、指示通り、両手を後ろに組みながら、ニコッと微笑み、小さく小首をかしげたのです。誰にも見られていないという安心感が私をごく自然なポーズへと導いていったのです。
(はい、次は、ちょっと前屈みになって、膝に手を添えて・・・そう、そうよ。笑顔はそのまま・・・うん。そう・・・可愛いわ・・・。)
(じゃ、次は背伸びしてみて・・・そう、両手を思い切り高く伸ばして・・・・うん、そう・・・。)
(今度は、口元に指先を近づけて、しーってしながら、ウインク・・・うん。そう、素敵。ホントに可愛いわ・・・。)
 結花の指示は次から次へと繰り出されました。私はその度にランプの点灯を確かめながら、そちらの方のレンズに向かって、笑顔を絶やさずにポーズをとり続けました。身体を動かすたびに超マイクロミニの裾からレモンイエローのショーツが顔を覗かせているだろうことも少しは気になりましたが、オタク系の若者がリクエストするポーズならそれくらいは仕方がないとも思っていました。
 結花の指示する、ポーズはだんだんと大胆なものになっていきました。
(それじゃ、今度は本棚の上から、本を取ってみて。)
 私は周囲を眺め回してみました。しかし、どこにも本棚などありません。
 私はきょとんとした表情を浮かべて、ガラス窓に視線を送りました。
(よく、見て、上の方よ、ほら、奈緒美ちゃんの右の方の上・・・・。)
 私は、指示された方を向きました。
 確かに私の右上には、天井から下がった小さな本棚らしき棚がありました。そして、その中には、数冊の本が並んでいます。しかし、身長が160センチしかなくなっていた私には、背伸びをしてもとうてい届くことができない高さです。私は、そのことを告げるように小さく首を横に振りました。
(そばに椅子があるでしょ?それに乗ってとってみて・・・。)
 私はまた視線を周囲に回してみました。細く高めのスツールが目に入りました。
 私はそのスツールを本棚の下に置くと、倒れないのを確かめてから、ゆっくり上に乗り本棚に手を伸ばしました。そしてその中の一冊を手に取り、スツールから降りようとした時、
(だめよっ、まだ・・・何冊か迷うふりをして、そこで、本を手にとって眺めるのっ。)
 私は何でそんなポーズをとらせるんだろうと不思議に思いましたが、素直にその指示に従いました。
(そう、そう・・・いいわ。その調子・・・。少しお尻を突き出すようにね。ショーツがもっと見えるように・・・。)
 私はその言葉にハッとして、視線を下に落としました。その時身につけていたセーラー服のスカートは股下5センチほどの超マイクロミニの襞スカートです。そんな姿で椅子に乗り、時折背伸びしながら、何冊かの本を取ったり戻したりしていれば、それを誰かが下から見れば、レモンイエローのショーツが丸見えになってしまうということに気づいたのです。今、周囲のビデオカメラのレンズはそんな私に向けられているはずです。
 しかし、それに気づきはしましたが、なぜか羞恥心より、おかしさの感情の方がこみ上げてきたのです。
(なんだ、そんなことだったの。こんなセットまで作って、なんかあきれちゃうな。男の子って、こんな風にして女の子のショーツとか覗きたいのね。なんか、ちょっと、可愛いな。)
 私は思わず、笑い声がこぼれてしまいそうになるのを抑え、指示通りに少しお尻を突き出して見せたのです。
(じゃ、一冊選んでから、下に落としなさい。自然にね・・・そうよ、うん、上手。そしたら、下に降りて・・・そう・・・、床に落ちた本を拾うの。だめよ、膝曲げちゃ・・・。脚を伸ばしたまま・・・そう、上手よ。ショーツがよく見えるように。)
 私は、結花の指示通りにポーズを取りました。
(ホントにおかしいわ。男の子のリクエストって、こんなビデオとって、楽しむんだから・・・。フフフ・・・、なんか、すごーく、可愛いなぁ・・・。こんなんで、いいなら、いいわ。どんどん見せてあげる)
 その頃から、私の心の中に、まるで小悪魔的な少女のいたずら心のような感情が沸いてきていました。羞恥心よりも見せつけてあげたいという感情です。
 もちろん、それはその場にビデオカメラしかないことによる安心感から生じているのは確かです。もしも、実際に彼らの前に出されれば、とうてい生まれてはこない感情だったはずです。
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プロフィール

サテンドール

Author:サテンドール
=============================================
女性化小説なら国内・海外を問わず大好きです。

特に屈辱系・羞恥系・強制系・寝取られ系・立場逆転系・年齢退行系・SISSY系などなど・・・。

happy よりは、unhappy ending が好み。
(ちょっと、性格がゆがんでるのかも^^)

私事ですが、以前某サイトに 
「高野奈緒美」のペンネームで
『ある性転者の告白』という拙い小説を掲載させて頂いておりました。事情があって途中で掲載を止めましたが、その完結編も当ブログでご紹介できればと思っています。

それとランキングにも参加させていただきますので、
ポチッとクリックいただければ幸いです。

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